忘都日本 台詞 第一章中編(1)

 検事・織浩・千彦「ああ、そうしようぜ。」

翔兵「本当おまえらって、息合っているよな。たまにだが、兄弟なんじゃないかと疑う事が

   あるぜ。」

検事「まあ、俺も最初、それを疑っていたんだが、家にある家系図で見た限り織浩達とは遠い再従兄弟に当たるみたいだな。56親等までさかのぼって見たら案の定280年に亡くなった兄弟の末裔であることが分かった。二人と気が合うのも納得よ。」

織浩・千彦「確かに。それを聞いたら納得だよ。さすがに遠い親戚だとは思って無かった

      よ。まあ、翔兵の場合は本家が内地でうち等より五百年以上の歴史があり、

      一部が比叡山の僧侶を担って居るみたいだしな。」

結レール宮義高校前駅

構内放送「美ら島水族館駅行き発車致します。ご注意ください。」

翔兵「あちゃ~行っちまったか。次の便は…二分後の急行か、待とう。」

検事「そういや、さっき何で立ち止まって居たんだ?大方は織浩から聞いているが実際に

   何を感じたんだ?」

将兵「うーん。織浩達三人には先に警告しとくか。明日からの超長期予測なんだが、一ヶ

   月以内に三度の震度七、五十年以内に西日本は大半が沈没、東日本の四割が海面下

   に没すると思われる。しかしながら、二百年以内に元に戻る可能性が一割程あるの

   だが、家のスパコンで一日でシュミレーション結果を出して論文を可及的速やかに

   発表しなければならないからな。」

  「それに加え、国内にある(特に九州と箱根の合計五つのカルデラ)カルデラ火山

   の破局噴火の兆候が地震の発生三か月後あたりから取りざたされているだろうか

   らな。こちらについては今までもあったから断定できたけどな。」



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